公開講演会 Reconceptualizing Ritual: The consecration of a Hindu temple image as a socio-technical event (「儀礼」概念の再検討 — ヒンドゥー寺院における神像の聖別式を社会的?技術的出来事として捉える — )
INFORMATION
儀礼研究において繰り返し指摘されてきたように、「儀礼」概念は分析のカテゴリーであって、その普遍的妥当性は決して自明のものではない。最近では、「儀礼」に代わり「公共的出来事」といった概念化も試みられている。本講演ではそうした新たな動向に応じて、「儀礼」概念の妥当性を留保しつつ、北インドの寺院におけるハヌマーン(猿神)像の聖別式という事例に着目し、それを一つの社会的?技術的出来事として解釈することを試みる。そして、それを通して、「俗」から「聖」への変容の過程を分析するための新たな視点を提供する。
なお本講演は英語で行い、来場者にはテキストを配付する予定である。
ノルウェー?ベルゲン大学文学部考古学、歴史学、文化研究、宗教学科教授
István Keul(イストヴァン?コイル) 氏
2000年にドイツ、テュービンゲン大学で博士号取得後、2007年にベルリン自由大学にて教授資格を取得。2009年よりノルウェー科学技術大学(トロンハイム大学)考古学?宗教学科教授、2013年より現職。ヒンドゥー教におけるハヌマーン崇拝の歴史的?社会学的研究を中心に、中東欧における宗教的多元化、アジアにおける新宗教等を幅広く研究対象とする。
詳細情報
名称
公開講演会 Reconceptualizing Ritual: The consecration of a Hindu temple image as a socio-technical event (「儀礼」概念の再検討 — ヒンドゥー寺院における神像の聖別式を社会的?技術的出来事として捉える — )
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料
※申込不要、入場無料
主催
キリスト教学研究科
お問い合わせ
学部事務1課
TEL:03-3985-2521