公開講演会 「コーパス言語学の多面的有用性」
INFORMATION
本講演では、コーパス言語学が貢献できる3つの分野を通して、コーパス言語学とはどのような学問なのかを紹介してゆく。
1番目は言語習得分野に対するコーパス言語学の貢献である。英語を第1言語あるいは第2言語とする8歳から12歳の生徒たちの言語発達に関して、これまでコーパス言語学が上げた研究成果について紹介する。
2番目は言語処理に関する分野である。我々はどのように言語を処理しているのであろうか。言語教育への示唆も含めて、コーパス言語学がこれまで解明してきた事柄について紹介する。
3番目は言語教育の分野である。コーパス言語学は言語教育にどのような研究成果を提供できうるのか、現実の言語使用におけるパターンを反映させた教材やアクティビティの制作にどれほど有意な情報を提供できるのか、などにつき具体的な事例を上げて紹介してゆく。
講師
北アリゾナ大学教授
Randi Reppen 氏
職歴:Professor of Applied Linguistics, (Assistant 1997- 2003; Associate 2003-08; Professor 08-pres)
学位:1994 Ph.D. in Applied Linguistics, Northern Arizona University, Flagstaff, Arizona.
著書:Biber, D. & Reppen, R. (Eds.) (2015). Handbook of Corpus Linguistics. Cambridge: CUP.
Biber, D. & Reppen, R. (Eds.) (2012). Corpus Linguistics Volume 1~4: London: Sage.
Reppen, R. (2010). Using corpora in the language classroom. Cambridge: CUP.
Reppen, R., Fitzmaurice, S., Biber D. (Eds.). (2002). Using corpora to explore linguistic variation. Amsterdam: John Benjamins Publishing.
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対象者
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- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料